こんにちは、仏像大好き、経営管理グループの三輪です。
先日、京都は左京区にある『聖護院』の特別拝観へ行ってきました。
(通常は予約をすれば拝観可能)
(聖護院かぶらに聖護院八つ橋の聖護院はこの地名から来ていたんですねぇ。)
庭園
道場
聖護院は修験道・山伏のお寺さんなので、
年二回、手前四角い所に護摩を焚き護摩修行を行うことから、
庭ではなく「道場」と呼んでいるそうです。
というような説明をガイドさんにしていただきながら拝観したのですが、
中でも印象的なのが↓の欄間のお話
※写真は聖護院HPより
しましま欄間の隅っこにデザインのように穴がありますが、
これ、じつは「ねずみの穴」なんですって。
通りたいときに穴がないとかじられてしますので、
「どうぞこちらをお通りください」とあらかじめ隅に穴を設けたのだそう。
実際にねずみが通っている跡があるとかないとか・・・・。
そういう思いの巡らせ方っていいなぁ、と思いました。
他にも、御水尾天皇が女院のために建てられた書院には
恋文を表す折文の形をした釘隠しや
夜、ろうそくの灯りでできる影が模様となりゆらゆらと映るように、
違い棚に透かし模様を施したり
女性を意識した意匠がとても素敵でした。
玄関から上段の間まで続く狩野派の金碧障壁画も見事でした。
内部は写真撮影禁止だったので、HPでどうぞ。
まったくの余談ですが、
聖護院のお迎えにある 河道屋養老の『養老鍋』がおいしかったです。
風情のあるお店でおすすめです。