▶ 第4回未来こども園建築デザインコンペ 概要
今回から、建築デザインコンペにお気軽にご応募して頂きたいという観点から
Under20部門とUnder30部門を創設致しました。
【課題文】
子どもたちが最初に家族以外の人とふれあう場所
それがこども園(保育園)です。
誰もが過ごしたあの場所で、私たちは多くを学び、感じ、
最初の社会を体験しました。
おにごっこやどろんこ遊び、折り紙 縄跳び かくれんぼ…
遊びの中から子どもたちは人との関わりを学び
自我を目覚めさせ、ルールを知り成長していきます。
近年、女性の就業率上昇から保育園に対するニーズは多様化しています。
今後、益々進化を続けていくいくこども園。
こども園の可能性は無限大です。
第4回のテーマは『保育×〇〇』
こども園に新しい機能を加え、
あなたが過ごしたあの場所の魅力を守りつつ
今だからこそ、考えることのできる理想の保育園を考えてみませんか?
このたびは、「第4回未来こども園建築デザインコンペ」にエントリー、ご応募をいただきありがとうございました。全国の学生様からご参加をいただき、110を超えるエントリー、50作品もの提出をいただきました。
今回の大学一年生、二年生、専門学校生を対象としたU20部門では、自由な発想や創造性、テーマの明確さ等の観点において特に優れた作品を入賞作品として、最優秀賞1作品、優秀賞4作品、及びユーエス計画研究所の設計士たちが選んだUS賞1作品をそれぞれ選定させていただきました。
最優秀賞
「食でつながる」
日本大学:湯川 智咲さん
[審査員総評]
しっかりとしたプラニングが表現されており、地域とのつながりがよく考慮されていました。食育と共に広がっていくこどもの生き生きとした姿までイメージされていることも評価されました。食育というテーマでありながら「犯罪機会論」というセキュリティ面にも触れており、こども園として子どもたちのことを第一に考える意欲が感じられました。
優秀賞
「保育×大地」
福井工業大学:宇佐美 芽泉さん
[審査員総評]
小さな棟の連なりが子どもたちにとって良いスケール感であり、さらに内部空間での可変性があるため楽しめるだろうという点が評価のポイントとなりました。保育×「大地」という言葉は少々イメージが強すぎるのではという意見も出ましたが、住宅地域の中での建築のスケール感が提案されていることも好印象でした。
優秀賞
「人を耕す保育園」
明治大学:宇部 星一さん
[審査員総評]
植物の持つエネルギーを表現しており、建築を超えた強さがあることから優秀賞とさせていただきました。「人を耕す」という表現や、食育と戯れる様々なイメージが絡み展開されていくことが見えるプランも含めて、提案にパワーを感じました。
US賞
「繋ぐ殻」
名古屋市立大学:佐藤翔人さん 木地佑花さん
[審査員総評]
園児視点からの提案もあり、設計の意図が伝わりやすい作品でした。自分のつくりたい保育園をしっかりと表現されおり、一貫性のあるコンセプトとプランニングがよく考えられている点が評価されました。四角のみならず円形などの異なる形を取り入れても、こども園のやわらかさが出たのでは、という意見もありました。
■未来こども園建築デザインコンペ
過去の審査結果