コラム・ブログ

東京オリンピックと日本

2021年6月1日

「東京オリンピックと日本」

~日本人の思考回路~

新型コロナ禍にあって、聖火が各地を巡回しています。

しかし報道は、前回の東京オリ ンピック(1964 開催)とは異なり、積極的に開催を謳ってもいないし、東京都や政府 の発言にも、今一つ精彩が欠けています。
開催日が7月23日なのに、です。 江戸時代ほぼ 300年の長きにわたる平和な生活の中では、「時が解決してくれる」それ までは結論を先送りする。神君家康公の諸法度の先例に則り、問題に当たればよいと云 う考えが、主流を成してきました。それが通用しなくなったのが、黒船来航への対応と、それに続く明治維新という激変な 事件でした。

前置きが長くなりました。
そう、東京オリンピックのことでした。今の日 本の方向、理想国家を牽引している指導者層は、殆どが戦後生まれ(即ち 75歳以下) の方々です。
残念ながら、平穏な生活が享受できた御蔭で、「時が軽決してくれる」 から、誰も責任ある明確な開催の有無について公言しません。(菅総理は開催すると言 っていますが、迫力に欠けます。)
コロナの終息次第なのでしょうが、どの程度の状況 なのか先が分からないので、責任ある発言を出来ずにいます。
少なくとも令和3年1 月早々には、開催の有無を決定して、事に当たる必要が有ったのではないかと思います。それは、コロナを終息させる。または、コロナは終息することが出来ない。の二者択一 の定をすることです。
現状は、どちらとも採れる決定ですので、まさに時が解決する しかないのです。平穏時であれば、時が解決する選択は、いたずらに軋轢を増幅させな い、寧ろ有効な手段であったかも知れません。でも、非常時では通用しません。


今回のコロナ禍に於ける繁野社長の行動力には、感服させられました。
比べて、我々社員が問題を解決するにあたり、「時が解決してくれる」と思っていませんか。
戦後生まれの最年長の小生としては、反省すること頻りであります。

設計監理部 津坂

(2021.05.29)