~第8回未来こども園建築デザインコンペについて~
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開催概要
——子どもたちが最初に家族以外の人々とふれあう場所
それがこども園(保育園)です。
誰もが過ごしたあの場所で私たちは多くを学び、感じ、最初の社会を体験しました。
おにごっこやどろんこ遊び、折り紙 縄跳び かくれんぼ…
遊びの中から子どもたちは人やモノとの関わり方を学び、他者を知り、自分を理解し成長していきます。
第8回未来こども園デザインコンペ 学生部門・自由部門 テーマは
『自然体験するこども園』
『どの子も一日を楽しく過ごせるこども園』
多様な時代を生きるこどもたちの未来のために新しいこども園を考えてみませんか?
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第8回 学生部門 テーマ
『自然体験するこども園』
近年、都市への人口集中などライフスタイルの変化により自然体験の機会が減少しています。
かつての自然に囲まれ、自然と共に生きていた幼少の記憶は失われつつあります。
子どもたちにとって自然に直接触れる行為は感性を育む上で重要な要素です。
これからのこども園の中で子どもたちはどのような自然体験をするのでしょうか。
未来の子どもたちが自然に触れる場となる「自然体験するこども園」を提案してください。
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第8回 自由部門 テーマ
『どの子も一日を楽しく過ごせるこども園』
令和6年6月1日より「こども誰でも通園制度」が群馬県前橋市で試行されました。
生後6カ月から満3歳未満 の子どもを、
1人あたり1時間300円で月10時間を上限として市内にある保育施設
で預けられるようになる、
こども家庭庁が進めてきた新しい制度です。
今後も更に、保育の形が増えたり変わったりしていくでしょう。
現在、一時保育事業は全国で行われています。
一時保育はその事業内容でこどもを預かる時間が決められています。
平日毎日、週3日、月に14日、
そして新しく月に10時間だけ訪れる子がこれから出てきます。
このように、こども達が一つの園に通う時間は様々です。
こども園の使われ方はこの先も更に変化していくことでしょう。
通う時間も頻度も異なるこども達が、みんな楽しい1日を過ごせる、
新しい時代のこども園を提案してください。
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応募要項
テーマ | 1.『自然体験するこども園』 2.『どの子も一日を楽しく過ごせるこども園』 ※社会人の方は2を、学生の方はいずれかを選択してください。 |
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エントリー受付期間 | 2024年7月16日(火)~ 2024年9月30日(月) |
提出期限 | 2024年7月16日(火)~ 2024年9月30日(月) |
提出先 | conpe@us1130.co.jp ※完全データ入稿 |
応募手順 | ホームページよりエントリーフォームを送信してエントリー ※作品名については、未定とご記入いただいても結構です。 エントリーフォームはこちら ↓ 応募⽤紙をダウンロード 応募用紙はこちら(Excelデータ) ↓ 課題詳細・課題敷地に沿った作品を作成 テーマ1課題要項はこちら(PDFデータ) テーマ2課題要項はこちら(PDFデータ) 課題敷地図はこちら(PDFデータ) ↓ 応募用紙、作品データの 2 点を指定のアドレスへ送付 ※一度提出していただいたデータの差し替えはできません。 |
応募資格 |
入賞の際には表彰式へ参加いただけること。 |
賞金 | 最優秀賞…1点 20万円+賞状 優秀賞…2点 5万円+賞状 US特別賞…1点 5万円+賞状 |
審査日 | 2024年10月予定 ※結果はホームページで発表 |
表彰式 |
2024年11月開催予定 |
応募点数 | ⼀⼈1点のみ |
提出物 | ○応募用紙(Excelデータ) ○作品データ ・PDFデータ/A3サイズ2枚/横使い ・ファイルサイズ6MG以内(指定容量を超える場合は無効とする。A3に印刷して審査するので文字や図版は読める大きさを考慮すること。) ・PDFデータは2枚を結合し1ファイルとする。 ・ファイル名は「作品タイトル+半角スペース+氏名」とする。 (例:「〇〇こども園 田中太郎」) ※グループで応募の場合、メンバー全員の氏名を入れること。 ・本ページ上部の課題詳細・敷地要件に沿ったものとする。 |
主催者 | 株式会社ユーエス計画研究所 |
特別協賛 | 医療福祉すまいマネジメント有限会社 |
注意事項 |
・応募作品、提出物について株式会社ユーエス計画研究所がホームページ、インターネットに掲載することに同意いただきます。 |
著作権の扱い |
応募者は、次の事項に同意のうえ作品を提出するものとし、作品を提出した場合には、応募者は以下の事項に同意したものとみなします。 ・応募作品は未発表のオリジナル作品に限ります。同一作品の他設計競技(コンペティション・その他それに類するもの)への二重応募は 禁じます。※学校の課題等は除く。 ・応募に際して提供された個人情報は、主催者が適切に管理し、選考、発表に関わる事項、および当社からの新卒採用情報の提供以外には使用いたしません。 入賞作品の発表時には、氏名、年齢、学校名等を公表する場合があります。 ・応募作品の一部あるいは全部が、第三者の権利(知的財産権や著作権等)を侵害しないよう十分配慮してください。 特に、雑誌、書籍、webなどの著作物から無断で複写した画像を使用しないこと。 第三者とトラブルが発生した場合は応募者自身の責任において解決していただきます。また、そのような場合は入賞を取り消す場合があります。 ・応募作品に含まれる発明、考案、意匠の創作、著作物等に関する知的財産権は、応募者に帰属します。 ただし、作品の発表および展示に関する権利に関しては、主催者が保有するものとします。 また、応募いただいた作品は、作品集として冊子化させていただく場合がございますのでご了承ください。 |
お問い合わせ | 下記メールアドレスより受付しております mail: conpe@us1130.co.jp 未来こども園建築デザインコンペ運営事務局 ※お電話でのお問い合わせはご遠慮ください。 |
~第7回未来こども園建築デザインコンペ 審査結果~
このたびは、「第7回未来こども園建築デザインコンペ」にエントリー、ご応募をいただきありがとうございました。全国の多数の学生様からご参加をいただき、素晴らしい作品の中から、受賞作品を選ぶことができました。
今回のテーマは、『「日常を楽しむこども園」~木漏れ日・雨の日~』。非常に難しいテーマでした。審査員の方々からもテーマが難しすぎるのではないかというご意見も出たほどです。
その中でも応募者の皆様には意欲的に取り組んでいただき、素晴らしい作品を選出することができました。審査は白熱し、充実した審査会となりました。
また、昨年度は選出できなかった最優秀作品に値する応募作品が登場しましたので、ぜひ結果をご覧ください。
受賞作品紹介
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最優秀賞《雨は言葉となって溢れ出し、》
東京工業大学 森野 涼帆 様
コメント:
建物に様々な雨音の違いを取り入れることで、音を通した子供の成長を目指した独創的な作品です。
音だけでなく建物の中で水が意味を持つように工夫されている点も素晴らしかったです。
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優秀賞 《雨道でこどもは踊る》
東京都立大学大学院 矢澤 青大 様・及川 裕介 様・金城 蒼 様
コメント:
雨の魅力を最大限取り入れて、あえて建物内に水がたまる場所を設けて、天気によって変化する空間を生み出しています。
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優秀賞 《山をのぼるように》
京都工芸繊維大学 木村 昌紘 様
コメント:
山登りを疑似体験できるような、高低差を活用して作られています。
子供が生活する中で視点が高くなること、様々なものを眺めることを大切にし、見ることで学ぶことができる空間を作り出した作品です。
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US賞 《未来の通ガク路》
立命館大学 行藤 航太朗 様・馬越 康輔 様・齋藤 千花 様
コメント:
小学生の通学路をこども園にすることで、世代間交流を促進するという意欲的なアイデアを取り入れた作品です。
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授賞式
授賞式には、受賞した皆さんが参加されました。
今回は初の試みとして、最優秀賞を受賞された森野涼帆様が現在海外で勉学に励まれているため、オンラインでの参加となりました。
オンラインでも素晴らしいプレゼンテーションを行っていただき、質疑応答もしっかりと行っていただきました。
審査員の諸先生方にもお話を頂き作品についてだけでなく、テーマの難しさや、コロナ課での学習の難しさなどについてもコメントを頂きました。